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2010年3月23日 (火)

25年目の「サヨナラ」

 函館市電にこの春、「超低床車」9600形の第2編成(9602AB)がデビューすることに。
 これに伴い、代替として710形711(1959年新潟鉄工所製・1985年国鉄五稜郭車両所更新)と、元都電7000形最後の生き残りだった1000形1006(1955年日本車輌製・1970年譲受)が、3月31日限りで引退することとなりました。

 そこで廃車前に一度、最期の姿を記憶に留めておきたいと思い、日帰りの弾丸ツアー敢行と相成ったのです。

 この711、実は更新後のデビュー直前にも試運転の様子をキャッチしています。国鉄の車両所が手がけた初の「市電」ということで、当時はずいぶん話題になりました。
 現在の函館市電の「標準色」となっているアイボリーとライトグリーンの塗り分け(CM塗装が多いため、なかなかお目に掛かれませんが…)も、もともとはこの車に採用されたものでした。

Hakokomaba19850802101
(1985-8-2 駒場車庫前)


 デビュー後しばらくしてから全面広告車化されていたこの車ですが、引退を控えて久々のオリジナル塗装に。ただ、デビュー当初はサイドの車号が切文字の貼付だったのですが、ちょっと貧相なペンキ書きになっているのが残念でしょうか。

20100320_1064
(2010-3-20 宝来町)

 皮肉なことに、未更新車よりも先に退役することになった711。やはり、1両だけの存在故に扱いにくい面も多かったのでしょう。
 国鉄五稜郭車両所ではこの後に500形505の更新(2代目501)も手掛けていますが、こちらも早々に貸切車化されています。

 デビューから半世紀以上、そして更新から25年。
 あとわずかの引退まで、ぜひ無事に使命を果たして欲しいものです。

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コメント

私は現在鹿児島に住んでいますが、710形唯一の車体更新車711号。710形で唯一外見が異なる特徴的な車両だったので、去年3月31日に引退してしまったのは、残念でなりません。

投稿: キラ | 2011年1月23日 (日) 19時13分

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